Johannes Wilm より2015年新年メッセージ

Vivliostyle

Johannes Wilm(BookJS作者、Vivliostyle開発に加わる予定)から、Vivliostyle 2015年新年会へのメッセージ:

(日本語訳、原文は New Year 2015 Message from Johannes Wilm

ウェブと、紙の出版の2つの処理がぜんぜん別であるということは、出版社の頭痛の種です。印刷用には InDesign や TeX や特定のXMLがあり、それからウェブ用には HTML があって、その一方から他方に、うまく変換するというのは、ほとんど不可能に近いのでした。

過去にこのギャップを埋めるためにいくつかの取り組みが行われています。PrinceXML や AntennaHouse など HTMLから印刷用のPDFに変換するためのためのいくつかのクローズドなソフトウェアがあります。しかし、それらの入力フォーマットは標準化されていなくて、スタイリングはいろいろ違ってたりするし、使っているユーザーも限られているので、標準的なソリューションに変身することができませんでした、

ウェブの仕様にページ・メディアを追加するためにいくつかの努力がありましたが、オペラを除いて、ブラウザメーカーはいずれも、これらの仕様を実装することがユーザーのため十分に有用だとは考えませんでした。

それから、私自身が取り組んだものですが、既存の実験的ブラウザ技術の上にWebベースのレイアウトエンジンを構築しようとしたものがあります。しかし、これらの取り組みの結果は、ブラウザ技術が、本当に私がそれを使用する目的のためには作られていなかったという事実によって制限されていました。

2015年には、Vivliostyleチームが、これらすべてを変えるための取り組みを、強力に進めることになると私は信じてます。Vivliostyleは、W3C標準に関する議論に参加しながら、オープンソースのWebベースの組版ツールを構築することになるでしょう。この組み合わせの取り組みがうまくいくと、ウェブと印刷の出版を同時に行うことが、はるかに簡単にできるようになる変革をもたらします。私はそれを実現するためにVivliostyleと共に働くことを楽しみにしています。